タフティングとは
タフティングとは、タフティングガンという専用の機械を使用して、布の上に束ねた糸を縫い込んでいく製法のことです。カーペットやラグマットの製作に使用されています。
製法の原理自体は、パンチングニードルなどと類似しており、出来上がった作品の特徴はパンチングニードルで製作された商品ととても似ています。
タフティングの場合は、電動のタフティングガンを使用するため、一針一針手作業のパンチングニードルと比べると製作スピードが圧倒的に短縮できます。
スピードの差は、ミシンと手縫いの違いと同じような差があるとイメージしていただくと分かりやすいでしょう。
また使用するタフティング毛糸の量も異なるため、一打ちで打ち込む糸の数（束）も全く異なります。
そのためタフティングはラグやカーペットなどの面積の大きな作品やダイナミックな表現をしたい時にぴったりです。また糸を束にして打ち込むため、表面に凹凸を付けることも可能です。
一方で、パンチニードル（またはフリーステッチング）と比べると細かな表現には向いていないといえます。
タフティングガンでも細かな表現をすることは不可能ではありませんが、高いスキルが必要になります。